ポスティングシステムによるメジャー移籍交渉が失敗した例 [ポスティングシステム]
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失敗例① 楽天・岩隈久志選手の場合
2010年オフにポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明し、楽天球団もそれを容認して入札が行われました。
入札では、オークランド・アスレチックスが交渉権を獲得しましたが、アスレチックス側が提示した金額と、岩隈サイドが要求する金額に4倍以上の開きがあったため、交渉期限の30日以内に規約合意には至らず、楽天に残留することが決まりました。
ちなみに入札金額は…
オークランド・アスレチックスが1910万ドル、次いでミネソタ・ツインズが770万ドルだったそうです。
その後2011年のオフに取得した海外FA権を行使して、シアトル・マリナーズと1年契約を結んびました。
失敗例② 西武・中島裕之選手の場合
2010年のオフにポスティングシステムによるメジャー挑戦の意思を西武球団に伝えたが、球団はこれを了承しませんでした。
中島が言うには「特に話し合いをすることもなく、勝手に残留を発表された」とのこと。
結局、当時の渡辺久信監督が仲裁に入り、正式に2011年シーズンも残留することが決まります。
翌年の2011年は、中島選手のメジャー挑戦の意思を、今回は球団も容認しました。
入札が行われて、ニューヨーク・ヤンキースが交渉権を獲得するも、交渉の結果、契約合意には至らなかったため、2012年シーズンも西武に残留することが決まります。
そして、2012年オフに海外FA権を行使してオークランド・アスレチックスと2年契約を結びました。
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このように苦労の末、結果的にははFA権取得まで待って、メジャー行きの夢をやっと叶えた選手もいます。
11月に行われる世界大会「プレミア12」が終わったら、おそらく広島カープの前田健太投手がメジャー挑戦を表明することでしょうが、ファンとしてはスムーズに決まってくれることを祈るばかりです。
広島球団が前田投手の希望をすんなり容認するのか?? さらには契約交渉が30日以内に成立して契約合意にちゃんと至るのか??
シーズンオフもプロ野球ニュースから目が離せませんね!
2015-10-31 14:08
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