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メジャー移籍のための「ポスティングシステム」とは?その流れは? [ポスティングシステム]


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広島カープの前田投手が、今オフにポスティングシステムを使ってメジャーリーグに移籍するだろうと言われていますね。

しかし、ほとんどの人はポスティングシステムとか言われても訳がわからないと思いますので、今日はこの「ポスティングシステム」について、わかりやすく解説しようと思います!

早速いきましょう!

日本のプロ野球では基本的に、海外FA(フリーエージャント)権を持っていない選手は、原則として海外の球団には移籍できません。
その海外FA権の取得には最低で9年もかかります。

高卒ですぐに次の年(19歳)から、優れた成績をあげ始めたとしても、メジャーに行けるのが早くて28歳…
それまで指を咥えながら待っていたら、野球選手としての最もピチピチな時期を逃してしまうことになるわけで、
(それまでに大きなケガをしない保証もないわけですしね…)
なので、とにかくメジャーに行くなら、日本で安定した成績を何年か収められているのなら、早いに越したことはありません!

選手としても、技術や体力が落ちてきてしまってからでは、メジャーに行って活躍できる可能性が減るどころか、
そもそもメジャーの球団が欲しがってくれるかもすら危うくなってくるため、活躍できる力があるうちにメジャーへ行きたいと考えるのは当然でしょう。

近年では、
そのような若いうちに大リーグに行きたいと希望する選手が増えてきため、
1998年12月に日米選手契約協定が見直された際に、「ポスティングシステム」という仕組みが作られました。

この「ポスティングシステム」を利用して海外の球団に行く場合は、FA権の有無は関係ありません。
ポスティングシステムによって、メジャーリーグの球団に入団することが決まると、移籍金として今所属している日本の球団に入札額が入ります。

選手が海外FA権を使ってメジャーリーグの球団に入団した場合は、単純にその選手が抜けた分の戦力がダウンする上に、球団には金銭的な保証もありません。そのため、ポスティングシステムで大リーグ入りを検討する選手に対して、選手の意思を尊重しようとする日本の球団が増えてきました。

しかし、
ポスティングシステムによって落札したメジャーの球団と交渉をしても、
30日以内に契約できなかった場合や入札額が低い等の理由で日本の球団が拒否した場合は、その選手は日本に残留することになります。

◎わかりやすいように「ポスティングシステム」の流れを下にまとめておきます!

①選手がメジャーへの移籍希望を所属球団に伝える。

②球団がメジャー移籍を許可する。

③メジャーリーグ30球団に移籍希望選手として告知。

④メジャーの獲得希望球団が移籍金を入札。

⑤最高額の球団が落札し、30日間の交渉権を得る。

⑥落札球団と選手(代理人)が交渉に入る。


⑦-1:交渉成立◎ ⇒ 契約手続きに入る。

⑦-2:交渉決裂× ⇒ 選手は日本に残る。
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