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マエケンが2度目の受賞。沢村賞の選考基準に物申す! [その他マエケン情報]


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昨日(10月26日)に2015年度の沢村賞投手が発表され、広島カープのエース、マエケンこと前田健太投手が選ばれました!

この先発投手にとっては最も栄誉ある賞である「沢村賞」ですが、受賞には7つの選考基準があります。
この選考基準が今回の記事のメインテーマなんですが、現代の野球には合わないような厳しすぎる項目もあるんです…。

まずは、その沢村賞の選考基準を見ていただきましょうか!

①登板試合数:25試合以上 ②完投試合数:10試合以上 ③勝利数:15勝以上 ④勝率:6割以上 ⑤投球回数:200イニング以上 ⑥奪三振:150個以上 ⑦防御率:2.50以下

選考基準不足でも前田健が受賞 「沢村賞」乱発し過ぎでは?(日刊ゲンダイ)

確かに今年のマエケン投手は、5試合しか完投していないので、上の②の条件を満たしていませんが受賞を果たしました。
それで乱発しすぎだという声が上がってしまっているわけですが、僕が物申したいのは、このマエケン投手が満たさなかった②の10完投という条件が現代の野球に明らかにマッチしてないということです。

受賞者を乱発しすぎと言うよりは、
現代のプロ野球の先発、中継ぎ、抑えとピッチャーの分業体制が確立されていることを考えれば、②10完投と⑤200イニングという選考基準の方に古すぎるという問題があるというか、ちょっと難しすぎやしないかと思うんです。
(※確かに200イニングは先発投手の大きな勲章ですけどね!)

参考までに最近(2005年以降)の沢村賞投手をおさらいしておきましょう!

2005年 杉内俊哉(ソフトバンク) 
2006年 斉藤和巳(ソフトバック)
2007年 ダルビッシュ有(日本ハム)★
2008年 岩隈久志(楽天)
2009年 涌井秀章(西武)★
2010年 マエケン(広島)
2011年 田中将大(楽天)★
2012年 摂津正(ソフトバンク)
2013年 田中将大(楽天)
2014年 金子千尋(オリックス)

実はこの中で、7つの選考基準を全項目満たしたのは★印がついている3人のみなんです。
これだけを見れば「受賞者乱立しすぎ!」って思うかもしれませんが、
酷いのが選考基準を全項目を満たした投手がいたのにも関わらず、他の投手が結局のところ選ばれていることがあるからです。

ダルビッシュ投手は、初受賞した翌年も2008年も選考基準の全項目を満たしながら落選していて、
同じくオリックスの金子千尋投手も2013年に全項目を満たしながら落選しています。

(ちなみに2008年は岩隈投手が21勝(4敗)した年で、2013年は田中投手が24勝(0敗1セーブ)だったんで、仕方なかったと言えばそうなんですが…)

選考基準がないと選びにくいというのはわかるんですけど、
せっかく基準を満たしてても選ばなかった前例がある以上は、その年に一番素晴らしい成績だった先発投手に贈るにしてしまえばいいのではないかと僕は思うんです。

2013年に無敗で24勝した田中投手ですら達成できなかったんですから、②の条件の完投10試合は近代野球においては、いくらなんでも厳しすぎるので、「受賞者を乱立するな」の前に、選考基準をまず改定すべきでしょうね…

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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